【長野県で倉庫を建てたい方必見!】物流効率を最大化する自動倉庫とは?

こんにちは!
城取建築設計事務所の代表 城取です。

物流業界における人手不足省人化自動化ニーズの高まりを背景に、全国各地で「自動倉庫」の導入が加速しています。
特に私たちが拠点を構える長野県でも、立地や気候、コスト面を考慮して、従来の倉庫から“自動倉庫”への切り替えを検討する企業が年々増えてきました。

弊社でも年々と自動倉庫の建築に関する相談が増え、需要が増していることを実感しております。

「人手を減らしても回る」、「土地が狭くても効率が上がる」と言われる自動倉庫ですが、実際にはどのような設備で、どう建設し、どんな設計上の工夫が必要なのでしょうか

今回は、長野県で自動倉庫の建設を検討している方に向けて、物流効率を最大化できる自動倉庫の特徴、設計・建設のポイント、長野県ならではの注意点を含めて詳しく解説します。

【長野県で倉庫を建てたい方必見!】物流効率を最大化する自動倉庫とは?

1. 自動倉庫とは?その仕組みと導入の背景

▷ 自動倉庫とは

※自動倉庫イメージ

自動倉庫とは、商品の入出庫、搬送、格納などの一連の流れを人の手を介さず自動化している倉庫のことを指します。
一般的には以下のような構成で成り立っています。

・スタッカークレーン(棚間を移動する自動搬送機)
・自動ラック(高さ10m以上の高層保管棚)
・コンベアやリフト(搬送ライン)
・WMS(倉庫管理システム)との連動

こうした設備が組み合わさることで、省スペースかつ高密度の保管が可能になり、ピッキングや出庫ミスの削減・労働コストの低減につながるのが最大の特長です。

▷ なぜ今、自動倉庫が注目されているのか?

  • 主な背景は下記の4つです。

  • ・深刻な人手不足(特に地方)
  • ・物流の24時間化・即日対応ニーズ
  • ・倉庫作業の安全性・効率性の向上
  • ・長野県のように土地条件が限られるエリアでは、垂直方向に効率化が可能

    このような状況下で、
    人手に依存しない仕組みづくりとして自動倉庫の導入は現実的な解決策として期待されています。

2. 自動倉庫を長野県で建てるときに考えるべきこと

自動倉庫を長野県で建設する際には、地域特有の条件や法的規制に対応した設計が求められます。

まず、内陸型気候である長野県では、積雪や寒暖差に対応した建築・設備計画が不可欠です。
特に積雪荷重は地域によって1000N/m²〜2000N/m²(約100〜200kg/m²)とされており、雪による構造負荷や庫内の結露・凍結防止対策が必要です。

さらに、自動倉庫は高層構造になることが多いため、都市計画法による高さ制限や用途地域の制約、長野市・松本市周辺での景観条例など、法規制への配慮も重要です。

その他にも、長野県には軟弱地盤や造成地、埋蔵文化財包蔵地が点在しており、地盤調査や改良工事の対応によっては、スケジュールやコストに影響を及ぼす可能性があります。

自動倉庫は機械設備と建築が一体となって機能するため、設計段階から設備メーカーと綿密に連携することで、無駄なやり直しや追加コストを防ぐことが重要です。

3. 物流効率を最大化する設計ポイント

  • 自動倉庫の設計において物流効率を最大化するためには、いくつかの重要な視点を総合的に考慮する必要があります。

    まず、人やモノの動線を無理なく連携させ、ピッキングから積み下ろしまでの工程を最短距離でつなぐことで、日々の作業効率を大幅に高めることができます。

    その上で、限られた敷地を有効活用するためには、垂直方向への階層構造を採用することが効果的です。
    実際、高さ12〜30メートルの自動ラックを導入することで、従来型倉庫に比べて約2〜3倍の保管効率が実現できるケースもあります。

    さらに、こうしたシステムには十分な電気容量と安定した通信インフラが欠かせません。
    WMSやセンサー機器との連動を想定しながら、停電時のバックアップ対応も含めた電源設計が求められます。

    また、倉庫内は無人運用を前提とすることが多いため、結露防止や温湿度の安定化などを目的とした断熱・換気計画も重要になります。

    これらのポイントをバランスよく取り入れることで、自動倉庫の機能を最大限に引き出す設計が実現します。

4. 自動倉庫に向いている企業・向いていない企業

▷ 向いている企業

  • ・在庫量が多く、出庫頻度が高い
  • ・ピッキングミスや作業効率の課題を抱えている
  • ・土地が狭小で高密度な保管が求められる
  • ・地方拠点で人材確保に苦労している

▷ 向いていないケース

  • ・在庫が変動的で機械化が難しい
  • ・導入後の運用体制(人材・システム)が整っていない
  • ・一時的な業務量に合わせた判断

まとめ

自動倉庫は建てて終わりではなく、運用しながら最大限の効率を引き出す“物流戦略の拠点”です。
長野県のように自然条件や土地規制がある地域でこそ、設計・建設の段階で専門家と連携し、トータルで最適化された倉庫を目指すことが不可欠です。

「自動倉庫の建設を考えているが、何から始めれば良いかわからない…」
「自動倉庫の建設に興味がある」
「生産性をもっと高めたい!」

など、お考えの方は、ぜひ一度ご相談ください!

 

工場・倉庫建設なら、城取設計にお任せください!

株式会社城取建築設計事務所は、数多くの工場設計の実績があります。

<<実績はコチラ>>

「建設コストをとにかく下げたい!」
「相見積もりしきれているのだろうか・・?」
「もっとお得に建てられる方法が知りたい!」

という方は、ぜひご連絡下さい!

PAGETOPPAGETOP

Report download

レポートダウンロード

工場の新設をお考えの方向けの
スペシャルレポートをダウンロードいただけます。

COLUMN 工場・倉庫の
きっかけ創造コラム
工場新設の設計はお任せを!
オンライン相談会実施中